2026年5月7日

健康経営の始め方
中小企業がまずやるべき3ステップ

ホワイトボードを使って戦略を議論する中小企業の経営チーム

「健康経営に取り組みたいけど、何から始めればいい?」
「人事担当が片手間でできる範囲でやりたい」
「コストはなるべく抑えたい」
そんな中小企業の経営者・人事担当者向けに、最初に踏むべき3ステップを整理しました。順序を間違えなければ、半年以内に形になります。

なぜ「始め方」でつまずく企業が多いのか

健康経営に興味はあっても、実際に動き出せない中小企業は少なくありません。理由は明確です。「やることが多すぎて、どこから手を付ければいいか分からない」から。

健康経営優良法人の認定基準を見ると、「健康宣言の発信」「組織体制の整備」「具体的な健康施策」「効果検証」など、20項目以上の取組が並びます。すべて一度に揃えようとすると、人事1名では確実にパンクします。

正解は「順番を守って、3ステップで段階的に立ち上げる」こと。最初の半年は土台作りに集中し、施策を増やすのは2年目以降でOKです。

中小企業が踏むべき3ステップ

3つのステップを整理した戦略ボード
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STEP1:健康宣言と社内体制の整備(1ヶ月)

最初にやるのは「経営者が健康経営に取り組むと宣言すること」。これがないと、社員は「本気度が低い」と感じて協力してくれません。

具体的には次の3つを揃えます。

所要時間は合計5〜10時間。コストはほぼゼロです。

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STEP2:現状把握と課題抽出(1〜2ヶ月)

「健康施策を何から始めるか」は、社員の課題によって変わります。主観で決めず、データを見てから決めるのが鉄則です。

中小企業でも入手できる3つのデータを集めます。

このデータを並べると、自社の課題が見えます。例えば「30代男性の腰痛訴えが多い」「残業が多い部署で離職率が高い」といった具体的な姿です。

3

STEP3:1つだけ施策を始める(3ヶ月目〜)

STEP2で見えた課題に対して、最も効きそうな施策を1つだけ選んで始めます。「あれもこれも」は失敗の元。1つに絞り、半年は続けて効果を見ます。

中小企業で導入しやすく、効果が早く見える施策の例:

1施策あたり月10〜30万円の範囲で始められるものが多く、無理なく継続できます。

3ステップ実行スケジュールの目安

時期取組内容担当工数
1ヶ月目健康宣言・体制整備5〜10時間
2〜3ヶ月目データ収集・課題抽出10〜20時間
3〜6ヶ月目1施策を開始・運用月3〜5時間
7ヶ月目以降効果検証・施策追加検討月3〜5時間

半年で「健康経営をやっている会社」と社内外に堂々と言える状態になります。

始める前に押さえたい3つの注意点

ビジネスミーティングで注意点を確認するチーム

① いきなり大きく始めない

「全社員のジム代を会社負担」「専属の産業医契約」など、初期から重い施策は失敗します。続けられない健康経営は、社員の信頼を失うだけ。小さく始めて、効果が見えたら拡張するのが鉄則です。

② 効果検証の仕組みを最初から組み込む

「年1回・3項目(プレゼンティーズム・欠勤率・離職率)だけ計測する」と決めておく。検証なしで走ると、3年後に「やった気になっただけ」で終わります。

③ 健康経営優良法人の認定を最初から狙わない

認定取得は2〜3年目以降のゴールにする。先に体制を作って実績を積み、申請は後から。認定ありきで動くと、本来の目的(社員の健康改善)が形骸化します。

よくある質問

Q. 何人規模から始めるべきですか?

A. 10名以上いれば取り組む価値があります。人数が少ないほど、1人あたりの不調が経営に直結するため、むしろ小規模企業のほうが費用対効果は出やすいです。

Q. 専任担当者は必要ですか?

A. 不要です。人事・総務の兼務で十分始められます。月3〜5時間の工数で運用できる施策を選ぶのがコツです。

Q. 経営者が健康経営に乗り気でない場合は?

A. まずは数字で説得を。「社員1人の腰痛で年間20万円の生産性損失」「離職1名で約100万円のコスト」という具体的な金額を提示すると、健康投資の費用対効果が伝わりやすくなります。

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